5月3日:奴隷貿易の世界遺産ともう一つのダカール [旅行]
ゲストハウスの部屋はこんな感じで、青いのは蚊帳です。
山小屋に泊まった経験のある人には分かりやすいと思いますが、これで十分。
なおセネガルは黄熱の予防接種を受けることが推奨されており、私も一応受けて行きましたが、入国に際しイエローカードの提示を求められることはありませんでした。
ゲストハウス前の道は舗装されておらず、典型的なセネガルの風景です。
これを歩いて行きますと、
右の方に、何か不気味なものが見えて来ます。
更に歩くと全貌が・・・(*_*)
アフリカ・ルネッサンスの像(北朝鮮製)です。
いろいろと問題のあるモニュメントです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%83%8F
ここでタクシーを拾い、ゴレ島へのフェリーが出る港まで行きます。
これがフェリー。
ゴレ島には授業で行くのか、小学生がたくさん乗って来ます。
日本人とわかると、体をすり寄せて接近してくるので困ります。
適当にあしらっていたのですが、ついには「Ne touche pas!(Don't touch!)」と言いました。こうでもしないと本当にけむったい(>_<)
ゴレ島が見えて来ました。
奴隷の像。
これは説明を読むと、カリブのグアドループから贈られたものだそうです。
奴隷の家。
奴隷たちはここにいったん集められ、カリブなどに輸出されたのです。
フランス人(だけじゃないけど)って、ホントにひで~事やってたんだニャ~
今も血は争えんね~、誰とは言ワンが
ここは、外国人は500CFAフラン(約100円)
係員が「10 minutes.」とほざきます。時間制限なんて聞いたことがありません。貴重な世界遺産なのに。「ふん、お前らバイトに奴隷の何がわかる!?」とまでは言いませんでしたが、当然無視。
あの出口から出て行き、二度と戻らなかったのです。
ゴレ島から戻るといったんゲストハウスに帰り休憩します。
ゲストハウスにはどうやら6人くらい泊まっていて、昨日の送迎の時に私が医師であることはオーナーに話したのですが、どうやらオーナーが朝のうちにバラしたらしく、私の素性は皆さんに知れ渡っていたのです。
今回、異様に医療関係者が多く6人中4人いました。私の他には男性看護師さん1名と、新婚旅行で見えている夫婦ともリハビリ関係の方2名です。
男性看護師さんは、一度勤務先をやめ次の勤務までの5週間を利用しアフリカ旅行をしているとのことです。今回は南アフリカイン、エジプトアウトで、特に経路は決めてていないらしいです。今日からからモーリタニアに移動ですが、6日からラマダンが始まり陸路の移動は不安があるので、航空機で行くとのこと。
こういう話はアフリカならではですな~。アフリカはまだまだとんでもない連中に出くわすことがあり、ブログなど読むと警察官ですらワルがいるところもあるらしいです。「ナミビアでも緊張しました」と言っていました。看護師さんは男女かかわらず、ダイバーとかサーファーとかバックパッカーとか語学留学とか多いですね。
じつはこの看護師さん、世の中の不正と戦っているそうで、「いや~、医者の中にもさ、金のために患者さんから不正にお金取ってるクズもいるんだぜ、しかも院長で」と教えてあげました。
リハビリのご夫婦も世界中を飛び回っていて、夫君はお金がたまると病院をやめ世界旅行をしているらしいです。それってど~よという気もしますが、まあ人生一度キリですからね。今回結婚にあたり奥さんのご両親を安心させるため、7月から新病院勤務とのことです。
じつは奥さんから「相談が・・」というので聞いてみました。なんでも1月に上腕をケガして、その跡がいまだに治らないのだそうです。スマホの写真を見せてくれましたが、2,3㎝大の上皮化傾向のない不良肉芽に覆われています。「これは植皮も考えないといけませんね~」などと言ったのですが、そのケガというのがビックリ!
なんとメキシコの世界遺産を見た帰りに一緒に食事をしていたメキシコ人が銃で撃たれ、貫通した弾丸が奥さんの上腕をかすめたのだそうです。メキシコ人は蜂の巣にされ死亡、奥さんは調書すら取られなかったのだそうです。それって、犯人と警察グルじゃないですか?
彼らは私より先にセネガル入りしていたのですが、偶然私が利用したポルトガル航空を使ったそうです。私と違ってセネガルの空港で朝まで待ち、タクシーで宿までやってきたそうなのです。何故か?この宿の送迎費は1.8万円とメチャ高いのです。彼らはそれを嫌って朝まで待ったのです。私も今まで、ムンバイ、パラオ、ホーチミンなどで送迎サービスを使いましたが、ここの1.8万は最高新記録です。まあ夜中にお願いしたので、文句もあまり言えませんが。
それだけではなく、ここのオーナーに街のガイドを依頼すると、1日3万円です。
「どっひえ~、じゃあ半日で」とお願いすると、
なんと、半日でも3万円というセコさ。
「僕たちタクシーにボラれるんじゃないかってこわかったんですけど、そんなことありませんでした。一番怖いのは日本人が日本人をボルことですね。」ということで意見の一致を見ました。
このような情報交換ができるのは、日本人経営のゲストハウスの利点です。
というわけで私はこの「ゲストハウス」じゃなかった「ゲスとハウス」から退散することとしました。
宿泊するのは、
ダカールの海沿いにあるゴージャス・リゾートホテルJardin Savana Dakarです。
部屋からはプールと大西洋が望めます。
これが部屋からの眺め。
プールで泳いでみました
フランス人がいちゃついてますね
セネガルはフランス語が公用語で、現地のウォロフ語等を話す人もいますが、モロッコのアラビア語やベルベル語ほどではありません。ダカールはフランス語で楽しめるフランス人の格好のリゾート地なのです。それだけに他国の観光客は少ないそうですね。ダカールのもう一つの面です。
山小屋に泊まった経験のある人には分かりやすいと思いますが、これで十分。
なおセネガルは黄熱の予防接種を受けることが推奨されており、私も一応受けて行きましたが、入国に際しイエローカードの提示を求められることはありませんでした。
ゲストハウス前の道は舗装されておらず、典型的なセネガルの風景です。
これを歩いて行きますと、
右の方に、何か不気味なものが見えて来ます。
更に歩くと全貌が・・・(*_*)
アフリカ・ルネッサンスの像(北朝鮮製)です。
いろいろと問題のあるモニュメントです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%83%8F
ここでタクシーを拾い、ゴレ島へのフェリーが出る港まで行きます。
これがフェリー。
ゴレ島には授業で行くのか、小学生がたくさん乗って来ます。
日本人とわかると、体をすり寄せて接近してくるので困ります。
適当にあしらっていたのですが、ついには「Ne touche pas!(Don't touch!)」と言いました。こうでもしないと本当にけむったい(>_<)
ゴレ島が見えて来ました。
奴隷の像。
これは説明を読むと、カリブのグアドループから贈られたものだそうです。
奴隷の家。
奴隷たちはここにいったん集められ、カリブなどに輸出されたのです。
フランス人(だけじゃないけど)って、ホントにひで~事やってたんだニャ~
今も血は争えんね~、誰とは言ワンが
ここは、外国人は500CFAフラン(約100円)
係員が「10 minutes.」とほざきます。時間制限なんて聞いたことがありません。貴重な世界遺産なのに。「ふん、お前らバイトに奴隷の何がわかる!?」とまでは言いませんでしたが、当然無視。
あの出口から出て行き、二度と戻らなかったのです。
ゴレ島から戻るといったんゲストハウスに帰り休憩します。
ゲストハウスにはどうやら6人くらい泊まっていて、昨日の送迎の時に私が医師であることはオーナーに話したのですが、どうやらオーナーが朝のうちにバラしたらしく、私の素性は皆さんに知れ渡っていたのです。
今回、異様に医療関係者が多く6人中4人いました。私の他には男性看護師さん1名と、新婚旅行で見えている夫婦ともリハビリ関係の方2名です。
男性看護師さんは、一度勤務先をやめ次の勤務までの5週間を利用しアフリカ旅行をしているとのことです。今回は南アフリカイン、エジプトアウトで、特に経路は決めてていないらしいです。今日からからモーリタニアに移動ですが、6日からラマダンが始まり陸路の移動は不安があるので、航空機で行くとのこと。
こういう話はアフリカならではですな~。アフリカはまだまだとんでもない連中に出くわすことがあり、ブログなど読むと警察官ですらワルがいるところもあるらしいです。「ナミビアでも緊張しました」と言っていました。看護師さんは男女かかわらず、ダイバーとかサーファーとかバックパッカーとか語学留学とか多いですね。
じつはこの看護師さん、世の中の不正と戦っているそうで、「いや~、医者の中にもさ、金のために患者さんから不正にお金取ってるクズもいるんだぜ、しかも院長で」と教えてあげました。
リハビリのご夫婦も世界中を飛び回っていて、夫君はお金がたまると病院をやめ世界旅行をしているらしいです。それってど~よという気もしますが、まあ人生一度キリですからね。今回結婚にあたり奥さんのご両親を安心させるため、7月から新病院勤務とのことです。
じつは奥さんから「相談が・・」というので聞いてみました。なんでも1月に上腕をケガして、その跡がいまだに治らないのだそうです。スマホの写真を見せてくれましたが、2,3㎝大の上皮化傾向のない不良肉芽に覆われています。「これは植皮も考えないといけませんね~」などと言ったのですが、そのケガというのがビックリ!
なんとメキシコの世界遺産を見た帰りに一緒に食事をしていたメキシコ人が銃で撃たれ、貫通した弾丸が奥さんの上腕をかすめたのだそうです。メキシコ人は蜂の巣にされ死亡、奥さんは調書すら取られなかったのだそうです。それって、犯人と警察グルじゃないですか?
彼らは私より先にセネガル入りしていたのですが、偶然私が利用したポルトガル航空を使ったそうです。私と違ってセネガルの空港で朝まで待ち、タクシーで宿までやってきたそうなのです。何故か?この宿の送迎費は1.8万円とメチャ高いのです。彼らはそれを嫌って朝まで待ったのです。私も今まで、ムンバイ、パラオ、ホーチミンなどで送迎サービスを使いましたが、ここの1.8万は最高新記録です。まあ夜中にお願いしたので、文句もあまり言えませんが。
それだけではなく、ここのオーナーに街のガイドを依頼すると、1日3万円です。
「どっひえ~、じゃあ半日で」とお願いすると、
なんと、半日でも3万円というセコさ。
「僕たちタクシーにボラれるんじゃないかってこわかったんですけど、そんなことありませんでした。一番怖いのは日本人が日本人をボルことですね。」ということで意見の一致を見ました。
このような情報交換ができるのは、日本人経営のゲストハウスの利点です。
というわけで私はこの「ゲストハウス」じゃなかった「ゲスとハウス」から退散することとしました。
宿泊するのは、
ダカールの海沿いにあるゴージャス・リゾートホテルJardin Savana Dakarです。
部屋からはプールと大西洋が望めます。
これが部屋からの眺め。
プールで泳いでみました
フランス人がいちゃついてますね
セネガルはフランス語が公用語で、現地のウォロフ語等を話す人もいますが、モロッコのアラビア語やベルベル語ほどではありません。ダカールはフランス語で楽しめるフランス人の格好のリゾート地なのです。それだけに他国の観光客は少ないそうですね。ダカールのもう一つの面です。
2019-05-04 07:48