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11月3日:「世界のミシュラン三ツ星レストランをほぼほぼ食べ尽くした男の過剰なグルメ紀行」 [レストラン]

先日、本屋さんで偶然目にとまったのがこの本。
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パリのレストランで感じた感想に、「何かヒントになるのでは?」と読んでみました。

著者は藤山愛一郎元外務大臣のお孫さんで、幼稚舎から大学まで慶応です。
その痛快な文体、誠実・明瞭な主張が大変goodで、いろいろ勉強になりました。

その内容は最後に載せた目次をご覧ください。10月1日に出たばかりのこの本に触発され、いままで興味がなかったミシュランガイドを購入してみました。
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フランス版2017(新刊、3477円)と東京・横浜・湘南版2014(中古、500円)です。

著者の豊富なフランスでの体験から、フランス版を読み解くことの面白さがわかりました。このガイドはレストランだけでなくホテルも載っていて、今後ヨーロッパ、とりわけフランスを旅する時は星付きレストラン&ホテルに一度は行ってみたいと思います。

場末の店やスーパーで買物しておうちゴハンも楽しいですが、やはり星付きレストラン(&ホテル)には特別の楽しみがありますからね。

例えば10月11日に行ったサン・マロのLes 7 Mers(☆)は、このように載っています。
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Sur la plage du Sillon, face à la baie de St-Malo, la salle panoramique donne envie de parcourir les mer... C'est chose faite au cours du repas, où le terroir marin - mais aussi terrestre - est subtilement mis en valeur. Fraîcheur, soin, saveur : une jolie échappée gastronomique.

フランス語が苦手でもgoogle翻訳を使えば、「サン・マロの湾に面したシヨンのビーチでは、パノラマの部屋から海を眺めることができます。食事の中で、海洋 - しかし地上 - が微妙に設定されています。 新鮮さ、ケア、味:素敵なグルメな休憩。」と出てきます。

この日の日没は19時8分なので、予約は19時にしました(写真は19:30撮影)。
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やっぱりココでは、明るいうちに海を眺めるのが良いようです。

ちなみに今回の席の向こうの窓側の席に客が着いたのは20時過ぎで、外は真っ暗[ドコモポイント]
英語を話す5,6人の人たちでしたが、たいてい肉を注文してました。アメリカ人?

アントレは、酸味のあるソースとオリーブ油に浮かべた海老とアーティチョーク。
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変わった味でしたがgood! やはり海を意識したものということか?

メインは舌平目を選択。
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大きくて美味で、多くの方がこれを注文していました。

デザートはコレですが、
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料理の名前をチェックするの忘れてしまいました(>_<)

紅茶と一緒にこんなものがでてきましたが、
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ヴァシュラン(vacherin)という牛のチーズで作ったお菓子のようです。
全部で70ユーロ位で、景色も楽しめたし悪くないです。

一方、日本語版の違和感・疑問点なども著者ならではの考察が大変興味を引きました。

確かに東京・横浜・湘南版2014を見てみますと、東京では日本料理(寿司、蕎麦、天ぷら等を含む)の他にフランス料理、イタリア料理、スペイン料理、韓国料理などの店が入っていますが、横浜・湘南になると日本料理しかリストになく偏っています。

2017版は、東京、京都・大阪、北海道、宮城などに分かれているようです。
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2018版は、12月1日発売予定です。



【目次】

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11月1日:パリでのレストラン選び [レストラン]

今回パリには4泊しましたが、最初の1泊は夜遅く到着したため寝るだけ、途中の2泊はおうちゴハンとLidoでのディナーでしたので、レストランに行ったのは1日だけでした。

今のところ、レストランはTrip Adviserのサイトで探しています。
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このサイトはパリでもル・アーブルでもイタリアのアオスタでも、たいていの街のレストラン探しとその予約に便利です。

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マルセイユの夕陽の見える素敵なレストランも、このサイトで見つけました。

今回行ったのは「La Bouteille d'Or(=金のボトル)」という所です。
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右側のところで、簡単にオンライン予約ができます。

ここにしたのは、ノートルダム寺院が見える絶好の場所だからです。
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セーヌ川をはさんで向こう側にノートルダムが見えます。

ライトアップしたノートルダム寺院が真ん前に見えることを期待していましたが、
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ん?(*_*) なんかノートル暗くね?

全くライトアップしていません(>_<)(*_*)( ゚Д゚)
手前はおそらく警察の建物かと思いますが、そっちの方がよっぽどハデじゃん!

こちらがLa Bouteille d'Or。
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写真左側にセーヌをはさんでノートルダム寺院があるのですが、

暗くて、バットレスの部分が少し見えるだけですね。
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店員さんに聞くと、いつもはライトアップしているとのことでした。

それでも右の方が一瞬ライトアップされるのですが、すぐに消えてしまいます。
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経費削減のおり、節電でもしてんのか?( ゚Д゚)

このレストランではたぶん2階の窓側が特等席なのでしょうが、
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予約したためか1階の窓側に座れました。奥には団体さんらしき人たちもいます。

39ユーロのムニュ(menu)(=決まったメニュー、いわば定食)を注文しました。

ムニュというと格下のように感じる向きもあるかもしれませんが、一定の食材をもちいてシェフが腕をふるうわけですから、ムニュが一番良いこともあるのです。高級レストランでは、ムニュしか提供しない店もあります。

でも、ア・ラ・カルトにオニオングラタンスープがあったので注文しました(^_^)
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まあまあ美味しいけど、コクではホテルオークラの足元にも及びません。

アミューズはあったと思うのですが、写真ナシ。

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アントレは、アヴォカドのムースの上に海老(crevettes)がのったもの。

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メイン(Plat)は、子牛の肉とジャガイモに森のソース(sauce Forestière)かけ。

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デザートは、赤い果実のティラミス(Tiramisu aux Fruits rouges)です。

飲み物と紅茶を入れて56.4ユーロですから、そんなに高くないかな。

ここのクチコミはこんな感じです。
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Trip Adviserのクチコミはとんでもない悪口も載っていたりするので、信頼性はあるのかないのかわかりませんが、なかなか面白いです。

食事の文句はありませんが、全体的に凡庸に思えました。
本当は、料理に詳しくもないのに凡庸などと言う資格はないのですが(^_^;)

もちろん凡庸だからダメというわけではありません。パリで食事をするのですから、レストランであってもブラッスリーであっても、どんなものでも大変楽しいです。

店員は日本の居酒屋さんのように忙しくしていて服装もカジュアルで、
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やはりここは大衆的なレストランですね。

フランスのミシュランの星付きレストランは、2年前のLe 39 V(パリ、☆)、今年7月のLa Grand'Vigne(ボルドー、☆☆)、今回のLes 7 Mers(サン・マロ、☆)に行きましたが、いずれもかなり印象的で満足のいくものでした。特にGrand'Vigneは凡庸さは全く感じませんでしたが、星付きレストランのファンの中には料理のサプライズを望む向きも強く、こうした要素は求められるようです。

今までミシュランのガイドブックは興味もありませんでしたが、やはり良いレストランを選ぶのには有用なようですね。次回は、これについての大変おもしろい本に出会いましたのでご紹介します。

10月31日:フランスのsushi店 [レストラン]

今回、ル・アーブルとランスの2カ所でsushi店に入りました。

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こちらがル・アーブル駅前のノマドホテル脇の「Fujiya sushi」。

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立派な回転寿司で、お客さんの入りも上々です。

普通のキッコーマンの醤油とは別に、「sucré」と書かれた砂糖醤油がありました。
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左側に写っているのは、つくねと味噌汁です。

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店の従業員は中国人で、「美味しいヨ(^_^)」というと喜んでいました。

こちらはランスのsushi店で、やはり従業員は中国人っぽかったです。
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ランスの記事でも触れましたが、お醤油のキャップが緑と赤の2種類あります。

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緑のものは43%の減塩醤油で、やはり甘い感じがします。

このようなものは、イタリアのジェノヴァ、スペインのマドリードやサン・セバスティアンでは見かけませんでした。

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ただジェノヴァの醤油は薄くてマズく、ロシアのように水で薄めている疑惑がありますね(笑)

外国のsushi店も、いろいろな工夫、アレンジがされていて大変おもしろいです。
日本人がやっている店は今のところ遭遇したことがありません。

パリでも、えらくゴージャスな回転寿司を見かけました。
ミラノにも高級なsushi店があって、画期的なアレンジが楽しめるとか。

いつか行ってみたいです。
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