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2月13日:(続)伊勢原協同病院のウソは・・・(3) [病院]

神奈川県厚生連の主張がウソであること、すなわちS医師に「外科医としての勤務実態があった」ことを裏付ける事実を、三つお示しします。

これらは、厚生連の根拠の薄弱な「申し立て(allegation)」への科学的反駁です。

 ① S医師に対して、身分を「外科医長」として勤務を指示した元院長の指示書(2009
 年9月7日付)が残っています。
  前院長からの業務指示150-30.jpg前院長からの業務指示697-311editd.jpg

  三年後の2012年10月に外科病棟に掲示されていた医師のスケジュール表です。
  この間S医師(ピンク)は、この指示を基本に外科で勤務していたことがわかります。
  2012104N病棟_edited-1.jpg2012104N病棟2_edited-2.jpg
  ( ↑ )これではとても「8割は臨床検査科の業務をしていた」とは言えません。

 ② 2012年9月当時の院内コンピューターで患者さんの予約を取ろうとすると、S医師の
 ドック外来は「外科」のところに出てきます。この「外科系ドック外来」でS医師が診
 察する患者さんのカルテは、すべて「外科カルテ」でした。
  161007S医師の外来は外科の中に位置づけられ、カルテも外科カルテです.jpg 

 ➂ 2012年6月に、手術の助手をしている記録も残っています。
  161007手術中の写真210-95.jpg

これら3点以外にも「外科医としての勤務を裏付ける証拠(旧病院玄関の医師表、外科外来前のスケジュール表)」が、2012年10月に関東信越厚生局へ提出されています。
  →「2012年10月22日、関東信越厚生局に行ってきました」
    http://lone-wolf-dies-hard.blog.so-net.ne.jp/2014-06-03

そしてもちろんS医師は、病院が行っている人事考課で「外科医として勤務実態がない」と評価されたことはありません。

伊勢原協同病院(および神奈川県厚生連)は、伊勢原市にウソをついています。
加算Ⅳ取り下げ理由を、「自分たち」ではなく「S医師のせい」と説明するためです。

       ◇       ◇       ◇       ◇

「病院性善説」の立場をとる現在の慣習では、適時調査にウソの返答をしても素通りという結果でした。「調査」では、懲罰を視野に入れた「監査」とは異なり「捜査権がない」からです。捜査権がないため病院の自己申告の通りになり、伊勢原協同病院のようにウソを重ねるのです。

病院はひそかに加算を取り下げ「これで終了[パンチ]」と幕引きを図り、詐取されたお金は善良な人々には戻ってこないハズでした。今回は新聞報道、刑事告発を経てようやく「返還」という結果になりましたが、そうでなければ今も返還されていないと考えられます。

多くの場合はこれらは「ミス」として処理され責任者が追及されることはないでしょう。
不正をした側も、「ミス」との主張で押し通すのが通例です。

ところが神奈川県厚生連の初動作戦(←おそらく元専務が指揮か?)は、加算取下げ理由は「臨床検査科医の勤務実態がなかったため」と大見得を切っており、いまさら「あの申請&請求はミスでした(^_^);」とは言いにくい状況を作ってしまいました。

そもそも、院長が不正請求を「アブナイですよ[黒ハート]」と認識していた2012年9月24日は、S医師が臨床検査科医に就任する以前です。この時間経過から言っても、「臨床検査科医の勤務実態がない」ということが「加算取下げ理由」になり得るハズがありません。

  院長はS医師が臨床検査科に就任する前から、不正を認識していた.jpg

本当の加算取下げ理由は「申請および請求が不正だったから」であって、「臨床検査科医の勤務実態がない」というのは後付けの「ニセの理由」です。

       ◇       ◇       ◇       ◇

前院長が「アブナイですよ[黒ハート]」発言を「バレなきゃオッケー\(^o^)/」と長い間黙っていたことで、元専務(神奈川県厚生連)は大きな修復しがたい作戦ミス(=つまり「ウソ」をついた)を演じてしまったことになります。

神奈川県厚生連では2014年以降に不正請求問題についての検証や複数の会議を行い、顧問弁護士のチェックも受けていることでしょう。

しかしそれらの内容には、その二年前の2012年9月に前院長がS医師から不正の是正を求められ、「伊勢原もアブナイ」、「だからそれ(=正しいこと)、しようと思ってんですよ」、「あっちこっちでホコリがでてくると思う」、「法律家は『しょうがない』って言ってくれない」等の認識を表明していたことを検討した様子はうかがえません。

例えば新聞報道後に厚生連が立ち上げた検証委員会においても、「この録音は議論の対象になっていない」と、委員の一人である伊勢原市役所保健福祉部長は述べています。

前院長がこの発言を黙っていた状態で厚生連が導いた結論が、正当かつ十分なものなのか?については再検証が必要ではないかと考えます。

             160320そんなの聞いてないよ、もっと早く言ってよ~.jpg

ただし「二年前の院長の発言」は新聞報道がありますので、厚生連はこれに注目するのを怠ったか、状況が不利になるために「強いて言及しないのでは?」と推測します。
             不正追及の声は2012年から40.jpg

しかも前院長の「黙っていた」行為は JA 神奈川県厚生連役職員行動規範に違反し、多くの善良な職員の利益に反する懲罰対象であると同時に「反社会的行為」でもあります。

 神奈川県厚生連役職員行動規範100.jpg170211不祥事件の報告.jpg
                       ( ↑ クリックすると大きくなります)

今回の出来事は、以下の事項を「社会はどう判断するか?」が興味の的です。

  161224今回の事件のポイントedited.jpg  

加えて院長は不正を隠蔽するかの行為も行っており、きわめて悪質です。適時調査をパスした過程に「不正の認識」と「偽証」があり、関東信越厚生局にウソをついていたことがバレれば、厳しい処分もあり得ることでしょう[猫][犬]


伊勢原協同病院は、

   170213伊勢原協同病院のウソは、もうバレてます.jpg

  これらのウソの「陣頭指揮」にあたった人物がいるはずです。
  伊勢原協同病院は現在もなお、これらのウソを黙認し継承しています。



             170108もうバレてます3.jpg
                       Aurangabad @ India