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8月31日:屋久島でコケ三昧 [植物]

いよいよ学会も最終日。8月も今日で終わり、明日から秋です。
今日は学会のエクスカーションで、コケの観察会が行われます。

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島の内部のヤクスギランドにやってきました。標高1000mで涼しいです(^_^)

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こんなところを歩いて進みます。

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途中でみられた「切株更新」。
江戸時代に伐採された古い切株の上から、新しい木が発育しています。

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ここでコケの観察を続けます。研究者たちにとっては至福の時間。

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屋久島の名を冠するヤクシマゴケ。1914年に屋久島から報告され、国内の他の地域ではみられません。ヤクシマの名が付くコケは全部で16種あるそうです。

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ヤクシマゴケの写真を撮るコケガールさん。
といってもこの方たちは、大学や博物館の研究者さんたちでスゴい専門家なのです。

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オオサワラゴケ。

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屋久島を代表する美しい優雅なウツクシハネゴケ。
この個体の写真ではさほどわかりませんが、図鑑だと優雅です。

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クモノスゴケ。葉の中央にはっきりした筋(中肋)があります。

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ホウオウゴケ。植物体を架空の鳥「鳳凰」の尾に見立てたものです。

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自信はありませんが、おそらくムクムクゴケ。

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スギと同様、酸性の強いところに出るヒロハヒノキゴケ。

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オオミズゴケ。

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「オオミズゴケですか?」と尋ねると、「ホソベリミズゴケです」とのこと(*_*)。
個人愛好家にも優しく教えてくれるのが、この学会のいいところです。

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ヤクシマミズゴケモドキ。珍しいらしくコケガールさんたちが歓声をあげるのですが、それすらほとんど理解できず( ゚Д゚)。まぁ、オレは冷やかしで来てるからね~(^_^;)

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というわけで、道端のサルなんぞを撮ってみます(^_^)

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やっと見つけたキノコ。そういえば一昨年の蔦温泉、昨年の北八ヶ岳とコケのあるところにはキノコも多かったのですが、今回は見当たらなかったな~

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充実していた三日間の学会もこれで終わりです。屋久島はコケの聖地。屋久島ならではのコケを堪能しました\(^o^)/ 帰りは高速船で、安房港から鹿児島港まで2時間です。

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高速船から見えた、日本本土最南端の佐多岬です。

鹿児島港に着きました。
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タクシーの運転手さんに、今日は桜島がきれいに見えると教えてもらいました。
山の中腹左の白い所が車で行ける展望台、中央の白いものが砂防ダムだそうです。

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道端に積もっているのは、なんと火山灰と。え~っ、噴火してないときでも火山灰?!
運転手さんのお話では、鹿児島は常に灰が降ってくるそうです。可哀そすぎる~(>_<)

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テレビの天気予報で、桜島上空の風向きをやっているのにも二度ビックリ!(*_*)

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鹿児島の街には市電が走っていました。