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9月1日:鹿児島で歴史観察 [旅行]

今日は飛行機の時間まで、鹿児島見物をします。

知覧特攻平和会館に行きたかったのですがバスで75分かかるそうなので、維新ふるさと館とかごしま水族館に行くことにしました。

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実はあの森の右手あたりは、幕末・維新の偉人たちが何人も出たスゴい地域なのです。

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それがこの加治屋町です。

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西郷隆盛、大久保利通、大山 巌、東郷平八郎などの生誕地が集まっています。
(クリックすると大きくなります)

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ここに維新ふるさと館があります。手前は甲突川、遠くに桜島が見えます。

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内部には、さまざまな展示があります。

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薩摩藩は日本の南端にあるので、外国船の寄港にしばしば遭遇していたようです。

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これはペリーの渡航ルートです。
太平洋側から来たのかと思っていましたが、沖縄経由で香港から来たと知りました。

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薩摩藩が建造した日本初の洋式軍艦「昇平丸」の模型。

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日本の軍艦として、初めて日の丸を掲げた船だそうです。

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「日本最初の君が代」とされるものが展示されていました。これによると、薩摩藩が明治2年にいちはやく軍楽隊を組織しイギリス軍楽隊長ジョン・ウイリアム・フェントンの元で学ばせた際に、大山巌らが薩摩琵琶曲「蓬莱山」から君が代の一節を選び歌詞としフェントンが作曲したとあります。その後、歌詞と洋風メロディーとの違和感などから明治13年の改定に至ったものと書かれています。

「君が代」の歌詞は古今和歌集から取られているとされていて、国歌の歌詞としては世界一古いものと思われますが、この薩摩琵琶曲のものと同一のものかは知りません。私が「君が代」について印象的なのは、2011年の女子サッカーワールドカップ決勝の日本対アメリカ戦の国歌吹奏の時に、アメリカのアナウンサーが「Kimigayo」を「the oldest national anthem of the world」と紹介したことです。

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これは、「郷中(ごぢゅう)教育」という薩摩藩の武家の子弟教育のビデオです。

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画面では消えていますが、「物を盗んだ者には、返させ謝罪させなければならない。それでこそ武士というものだ。」と教えていました。

伊勢原協同病院の院長、副院長A & B、悪質事務員たちに聞かせたい言葉ですね(笑)

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地下には立派な映写室があり、「維新への道」「薩摩ステューデント、西へ」の2本が上映されていました。

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「薩摩ステューデント、西へ」の一場面。どちらの上映も大変よかったです。

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薩英戦争で攘夷は無理と悟った薩摩藩は1865年、国禁を破り19名の若者をイギリスに送ったのです。1人当たりの経費は2700万円になるそうで、薩摩藩の期待がわかります。

森有礼、五代友厚、寺島宗則などその後日本の近代化に貢献した人物が含まれています。

余談ですが、この中にカリフォルニアでワイン王と呼ばれた長沢鼎、サッポロビール前身の開拓使麦酒醸造所開設に関わる村橋久成もいます。

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彼らの66日間のルート。
建設中のスエズ運河や鉄道、電信、ガス灯などを見たそうです。

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薩長同盟を結ぶに至る志士たちの考え方を、ジオラマ風に説明しています。

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こちらは篤姫関連の展示。

これらに見入っていたらアッという間に時間が過ぎ、水族館には行きませんでした。

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鹿児島空港までのバスから見えた茶畑。
鹿児島県は、静岡県に次ぐ第2位のお茶生産量だそうです。

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9月3日の台風12号の進路。危ないところでした。