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3月27日:厚木市荻野から鳶尾山・愛川町八菅へ [お寺&神社]

今月のウォ-キングは、本厚木駅からバスで荻野方面へ出かけます。
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法界寺でミーティング。

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大山が見えるのどかな住宅街の道を歩いて行きます。

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道ばたのアスファルトの隙間に好んではえるヒメスミレ。

きれいな湧水の流れの中に、水草が茂っています。
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クレソンも見られます。

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カワニナを養殖していて、夏にはホタルも見られるようですね。

このあたりは小田原藩家臣大久保家の所領で、かつて明治政府に反感をもつ武士に
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襲撃され、やがて鳥羽伏見の戦いに発展して行ったそうです。

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城址公園に相当する公園。

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見晴らしが良いです。

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公園でお弁当。

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ここには遺跡もあるらしいです。

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鳶尾山は結構な桜の名所です。

講師の先生によるシダの講義。
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イノデの仲間について教わります。

こちらはニオイタチツボスミレの講義。
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このあたりはタチツボスミレが大変多いのですが、こちらのスミレは紫が強く明らかに見た目が違います。しかも香りがあるというのです。

以前お伝えしたように、ワインの香りに「スミレの香り」というのがあります。
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これがよくわかならいんですニャ[猫]
何故かというと、多くのスミレは殆ど香らないからです。

しかしこのスミレは明らかに甘い香りがします[黒ハート]
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花弁はこの白いところが目立つのが特徴だそうです。

やっとスミレの香りがわかった気がして、本日一番の収穫です[犬]

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鳶尾山山頂のサクラ。

葉っぱがギザギザのエイザンスミレ。
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花をもっと詳しく撮っておけばよかった。

今や珍しいそうですが、イチリンソウです。
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小葉が深く切れ込むところがポイントらしいのですが・・・

こちらはニリンソウ。
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これ、野尻湖で採って天ぷらにして食べたことあります。

ツボスミレだそうですが、講師の先生はたちどころにわかるのがスゴイ。
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山と渓谷社の「日本のスミレ」は持っていますが、殆ど読んでいません。

本日の終点、八菅神社。
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こちらはまた来期、改めて訪れる見込みです。

2月27日:大山山麓の歴史と自然を歩く [お寺&神社]

今月のウォーキングは秦野駅からスタートです。
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秦野近辺の山道を歩きます。

マックでSサイズのコーヒーが無料とのことで、皆さん並んでいます。
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朝7~10時まで。1杯イタダキました。3/2までだそうです。

蓑毛道に沿って歩きます。
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庚申供養塔のある場所はあの世とこの世の接点で、ゴミ収集所がよく作られるそうです。

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蔵王権現をまつる御嶽神社。

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神社でよく見られる植物のレクチャーがありました。

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サカキの冬芽は、こんな風に曲がっているとのことです。

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葉脈の分岐部に三角のものが見られるのは、クスノキ以外にはないそうです。

タバコを乾燥させる小屋。
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秦野付近は富士山の噴火で畑が全滅し、タバコの栽培が始まったそうです。

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ハルノノゲシ。

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美味しそうなふきのとう。

キャ~! こんな山奥にも、不正請求に警鐘を鳴らす看板がありました[ドコモポイント]
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「不正請求者を発見したら連絡してください」ですって![猫][犬]

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清楚なウグイスカグラの花。

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暖かい散歩道。ウメの花が見頃です。

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ウメとツバキとヤギさん。

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この季節のキノコ観察は、どうしても硬質菌が主です。

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ヒメシロアミタケ。

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裏は焼け焦げたように黒いヤケイロタケ。

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裏は微少な管孔ですべすべしているチャウロコタケ。

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よくみられるカワラタケ。

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裏面が薄葉という状態になっているニクウスバタケ。

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裏は迷路状のチリメンタケ。

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伊勢原にある三宮冠大明神神社。

お雛様が飾ってありました。
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ひな人形感謝祭だそうです。五月人形も混ざっているのかな?[犬]

12月26日:駿河国遠征:駿東郡足柄から足柄峠を越えて [お寺&神社]

今月のウォーキングは、静岡に遠征です。

小田急線新松田駅で降り、謎のマニラ食堂の脇を通ってJR松田駅で乗換えます。
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なんとJRなのに、SUICA、PASMOが使えません!(>_<)
使えるようになるのは再来年で、東京オリンピックにはなんとか間に合うようです。

JR足柄駅までやってきました。
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12月に入り毎日晴れているそうで、今日も富士山がgoodです。

足柄駅前のモニュメント。
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今日は、足柄古道を歩いて足柄峠を越えて行きます。

酒匂川上流の鮎沢川。
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漁協がアマゴを放流しているようで、8月12日~9月30日が解禁と書いてあります。

まずは宝鏡寺というお寺に寄り、
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道中の無事をお祈りします。

途中にあった馬頭観音。
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ここは竹之下神社ですが、以前は浅間(せんげん)神社と呼ばれていました。
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「浅間」と名の付くところは多いですが、「浅間」とは富士山のことです。

その名のとおり、ここからの富士山は絶景です。
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凍った水たまりを見るのも久しぶりです。
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足柄古道は、日陰は凍っている場所もあります。
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こういう広い道もあるのですが、

多くは狭い山道です。
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こちらはカラスザンショウ。
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12月の冷気が心地よいです。

実が落ちていました。
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サンショウによく似た香りがします。

スギ花粉は今年はどうか・・・?
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微少なキノコを見つけました。
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2~3mmのキノコですが、柄と傘があります。

足柄峠でお弁当にします。
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ここは旧足柄城でもあり、お城の跡が残っています。

足柄峠、モグラ大杉(笑)
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ここの標高は750mで、ブナの木(左の白っぽい木)も見られます。
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右の常緑樹はアカガシ。

ミズナラの幹はコナラに似ていますが、
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ミズナラの方が高地に生え、樹皮がはげやすいとのレクチャーがありました。

相模湾の向こうには房総半島も見えています。
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左の山が矢倉沢で、江戸時代に整備された矢倉沢往還は国道246のルーツです。

だいぶ峠を下ってくると、足柄茶の茶畑が見られます。
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本日の終点の地蔵堂。
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予定より早く到達したので、バスの時間までうどんをいただきます。
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一部のファンの間では以前から有名な「万葉うどん」。

店の中の様子。
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来月、テレビ東京の番組で放送されるとのことでした。

石油ストーブにやかんがかかっている光景がなつかしい。
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きのこうどん。とってもgoodなお味でした。
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柚子も入っていて、一足早くお雑煮をいただいた気分になりました(^_^)

11月28日:清川村煤ヶ谷から白山・飯山へ [お寺&神社]

今月のウォーキングは清川村です。
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本厚木駅からバスで八幡神社にやってきました。

境内にそびえるクロモジの樹。
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羽根突きの羽の黒い玉は、硬いクロモジの実を使っています。

クロモジについての講義。
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クロモジの葉の形式は「羽状複葉」というそうですが、

一本の木に「対生」と「互生」の葉が共存しているのです。
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      対生           互生

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素朴な庚申塔。

講師の先生が最初の写真奥のお堂を調査された際、江戸時代の山伏が納めた貴重なお札が数多く発見されたそうですが、ドロボーに入られなくなってしまったそうです( ゚Д゚)

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紅葉を眺めながら、白山方面へ歩きます。

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結構な急登でした。

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ヤクシソウ。

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ナツボウズ。

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シックイダケ・・・、などと教わるのですが、

一度で覚えてしまうと講師の先生の仕事がなくなるので、忘れてあげます( ゚Д゚)

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白山展望台でお弁当にします。

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天気が良ければ横浜や江ノ島も見えるそうですが、今日は見えません。

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白山の頂上にある白山神社。

こんな山の上にあるのに、水が湧き出て涸れることがないそうです。
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信じられない(*_*)!

ここの登山道は、夏はコイツが出てくるので歩かない方がいいそうです。
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経験された方はおわかりと思いますが、コヤツは本当にやっかいなヤツです。

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飯山の長谷寺(ちょうこくじ)に降りてきました。

紅葉したモミジを、定石どおり逆光で撮ってみました。
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葉の辺縁の鋸歯は細かいです。

一方、これはイロハモミジの葉です。辺縁の鋸歯が荒いのが特徴で、
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逆光で撮ったものは別の種類のモミジです。
名前も教わったんですが、はて、とんと・・・(^_^;)

仁王門。
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仁王様は江戸時代のものですが、門は室町時代だそうです。

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最後は金剛寺。

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たくさんのお地蔵様が納められています。

バスで帰ります。
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今日は後半は晴れて、ウォーキング日和でした。

9月26日:武蔵野遠征:「高麗郷」を歩く [お寺&神社]

今月のウォーキングはいつもの相模の国シリーズと違って武蔵野遠征で、
埼玉の東飯能にやってきました。

向こうにみえているのは、天覧山という戊辰戦争の古戦場です。
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彰義隊別働隊と官軍が戦ったところだそうです。

天覧山への登山道です。
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仏像がいくつも置かれていました。

天覧山の上には展望台があって、
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東飯能の街が見渡せます。

奥武蔵自然歩道を歩きます。
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季節柄、キノコが多数出ています。

オニタケ。
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褐色の小突起がオニのツノのように見えます。

クロハツ。食用ですが・・・、
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これによく似たニセクロハツという毒キノコがあり、以前ニュースになりました。

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これは、フクロツルタケという猛毒のキノコです。

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このように柄の根元に、厚いフクロ状のものがあります。

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近くに幼菌がありました。

出始めの頃は単なるコロッとした玉状のものですが、
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割ってみるとキノコであることがわかります。

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ハナウロコタケ。

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可憐なヤマホトトギスが自生していました。

巾着田というところには、ヒガンバナが密生して植えられています。
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伊勢原の日向で自生しているのとは、密生のレベルが違います。

聖天院の山門です。
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このあたりは高麗郷といって、朝鮮からの渡来人の集落だったところです。

高句麗から逃れてきた王族が祀られているところです。
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後ろにムクゲの花も見えますね。

こちらが高麗神社。
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朝鮮とゆかりの深い神社です。

韓国や北朝鮮の方がお参りすることが多いそうで、
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韓国要人の植樹もされていますが、日本の天皇家が植えた記念樹もありました。

5月21日:桃太郎が退治したオニは・・・ [お寺&神社]

岡山での古仏廻りの最初は、天台宗余慶寺です。
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三重の塔が美しいですが、正面の薬師堂の左にある二つのものは、

神社です。
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愛宕社(左)と日吉社(右)です。

今回の旅行記にはあまり仏像の写真が出てきませんが、撮影が許可されていないところが多いためです。

こちらのお寺には素晴らしい薬師如来がありますが、ご本尊は33年に一度ご開帳される秘仏の千手観世音菩薩さま。

「どうしてもご覧になりたい方はDVDで」というので、
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事務所でありがたく拝観させていただきました。

次いでやってきたのは、吉備津神社。
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吉備津彦が祭神として祀られています。

この吉備津彦は、桃太郎伝説のモデルと言われている神です。
その昔、吉備の国に異国から渡ってきた温羅(うら)という凶暴な鬼がいました。

この鬼を退治したのが吉備津彦。温羅(うら)は百済の王子だったそうです。
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というわけで、これがこの神社のモットー。

ということは桃太郎が退治した鬼は、朝鮮由来ということですね。
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長い回廊を歩いて行くと、

温羅(うら)の遺骸が埋められている場所の上に、お釜が設置されています。
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ここでは神事が行われているそうです。

こちらは弥生時代の楯築墳丘墓遺跡。
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温羅(うら)が放つ矢をこの楯で守ったとの伝承ですが、どうも石棺だそうです。

最後は真言宗安養寺(元は天台宗)。
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このお寺は徹底的に毘沙門天を祀っていて、

正面の大きな毘沙門天像の他に、
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40体あまりの毘沙門天像が安置されているのです。

写真はありませんが、大変見応えのある仏像群でした。

5月20日:淡路島で古仏巡り [お寺&神社]

昨日のうちに大鳴門橋を渡り、淡路島で宿泊しました。
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今日は、まず淡路国分寺に行きます。

天平4年(741年)の聖武天皇の詔勅により全国に国分寺が建立されたわけですが、淡路島に国分寺があるということはここがいかに重要な地であったかを物語るものです。

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国分寺塔石跡。

この中に、ご本尊の釈迦如来がおわされます。
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多くの国分寺ではご本尊が「薬師如来」になっており、国分寺本来の「釈迦如来」を祀るところはこの淡路国分寺のみとのことでした。

続いて成相寺。
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左の白い建物の中に、ご本尊の薬師如来立像がおられます。
淡路島に現存する最古の仏像で、平安時代(9世紀後半)のものです。

お昼\(^o^)/
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右上にレンコンのテンプラがあります。

今はタマネギの収穫で、大変忙しいそうです。
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新タマです。

この「かくし玉」というのが、コダワリの甘いタマネギだそうです。
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我が家に送ります。

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真言宗東山寺にやってきました。

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新緑が美しいです。

こちらは尼寺です。
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この収蔵庫の中に、薬師如来と頭に干支(えと)を持つ十二神将がいます。

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最後に道が狭くてバスが入れず、タクシーで行った浄瀧寺。

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二つのお寺が合併してできたので、胎蔵界大日如来と薬師如来がご本尊です。

この辺は、段になっている田んぼがあるのどかなところなのですが、
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タクシーの運転手さんのお言葉をご紹介します。

「も~、米つくってもしゃあない。ため池も一生懸命つくったけど、よう要らんわ。後継ぎもおらんしね。段々畑がイイなんていう人は、死んだらええねん( ゚Д゚)」

淡路島を北上し、明石海峡大橋の方へ向かう途中にあった観音様。
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これを作ったお寺は倒産して夜逃げしてしまい、今は廃墟とか( ゚Д゚)

この二つの塔の真ん中を東経135度線が通っているそうです。
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日本の標準時の場所です。

明石海峡大橋を渡り、神戸へ。
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今日は岡山駅前に宿泊し、明日は岡山のお寺を廻ります。

4月25日:秦野千村・渋沢と矢倉沢往還を歩く [お寺&神社]

今月のウォーキングは、春の秦野を歩きます。
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渋沢駅に集合。

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矢倉沢往還という古道に沿って、歴史&自然観察です。

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駅から歩いてほどなく、曲松稲荷神社にやってきました。

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ここには昔の道しるべがあり、説明を受けます。

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しばらく街中を歩き、

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着きました。新緑が心地よいです。

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シャガがあちこちでたくさん見られます。

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まるでドライフラワーのようなクマシデの花。

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ヒメコウゾの花。

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垣根を通して侵入してくるというカキドオシ。

ハナイカダ。野尻湖でテンプラにして食べたことあります。
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雌雄別株で、黄色い花粉袋が見えれば雄株だそうです。

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コゴミ発見。食べ頃ですね。

野原でよく見られるマメ科の野草の講義。
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スズメノエンドウ、カラスノエンドウ、そしてカスマグサが重要だそうです。

今日はヤエザクラも十分に観察をしました。
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左に丹沢山系の三ノ塔、二ノ塔、右に大山が見えています。
ピンク系と白系の二つの異なるヤエザクラがおわかりと思います。

ピンク系のヤエザクラはカンザン(関山)、白系はショウゲツ(松月)です。
このほかこの地域には、フゲンゾウ(普賢象)、イチヨウ(一葉)があるそうです。

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ヤエザクラ(ショウゲツ)の下で、講義を受けます。

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ショウゲツは萼(がく)の辺縁が鋸歯状で、雌蕊(めしべ)は1本(ときに2本)です。

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一方、カンザンの花はこんな感じ。

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萼は辺縁にギザギザがなく、雌蕊は2本です。

ヤエザクラの花を収穫している光景も見られました。
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このあたりのヤエザクラは塩漬けにされ、全国シェアの7割を占めるそうです。

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途中寄った曹洞宗泉蔵寺の境内では、

チューリップが満開でした。
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今頃、横浜スタジアムの前もきっと最高でしょう。

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キランソウ。地面に張り付くように増えることから、別名ジゴクノカマノフタ。

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キュウリグサ。今日はあまりキュウリの香りがわかりませんでした。

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白山神社にやってきました。

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ヤマルリソウがたくさんあります。

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めずらしいランヨウアオイ。根元に花が見えます。

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クマワラビ。

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ソーラス(胞子嚢の集合)が先の方の葉にしかありません。

フランス料理ではモリーユといって高級食材のアミガサタケ。春の風物詩です。
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私は知っているのです。パサパサするだけで、少しも美味しくないことを( ゚Д゚)

フキとノブキの鑑別。
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ノブキの柄には翼がありますが、フキにはありません。

花が紫色のニオイスミレ。
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ヨーロッパから入った外来種です。葉はハート型。

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素晴らしい新緑の中を帰路につきます。

途中にあった南北朝時代および室町時代の六地蔵。
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六地蔵は多くは江戸時代のもので、これほど古いものは珍しいそうです。

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アメリカスミレサイシンというスミレ。

先生の口癖ですが、「サクラというサクラはないが、スミレというスミレはある」
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これがそのスミレで、細長い葉が立っているのが特徴。白いのはアリアケスミレ。

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山渓ハンディ図鑑「日本のスミレ」には200種ものスミレが載っていて、スミレの鑑別には花の色や形、葉の形のみならず地上茎の有無が重要だそうですが、今日はもうお腹いっぱいで降参です(>_<)

4月6日:桜の醍醐寺 [お寺&神社]

今回宿泊した南草津アーバンホテル。ツインで11000円です。
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「京都行くなら宿泊は大津が安くていいですよ」と仏像の先生に教わったのですが、大津のホテルすら予約できず、南草津となりました。京都までJRで17分ですので問題ナシ!

昨春は雨のため断念した醍醐寺にやってまいりました。
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仁王門前。ここは平井堅がライブをやったところでもあります。

三宝院の庭園。撮影禁止なのですが、皆さんバシバシやってますね(^_^)
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確か桜が素晴らしかった記憶がありますが、記憶違いか?

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満開です。

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皆さんなごやかにお花見です。

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素晴らしいしだれ桜。

こちらは五重の塔。
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こういう素晴らしい場所が下醍醐と呼ばれるところで、

奥まで行くと上醍醐と呼ばれる山道になります。
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この上には、天空の密教寺院群があるのです。
 ⇒「醍醐寺の天空の伽藍にビックリ(*_*)!」 
   http://lone-wolf-dies-hard.blog.so-net.ne.jp/2015-10-12

ここから結構キビシイ登りの山道が始まります。
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あんなにたくさんいた訪問客も、この先は激減します。

途中にあるこの場所( ↓ )が、秀吉がねねと淀君を花見に招いた槍山です。
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どっちが上座にすわるかでモメたらしいですが( ゚Д゚)

実は家内をココに連れてきたのは、ここから花見ができると思ったからで・・・
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ん?桜は?(*_*) なっ、ない!( ゚Д゚)

そっ、そうなのか!上醍醐にはもう桜はないのか(>_<)
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400年以上も前の花見の話に、家内は呆れて先に行ってしまいました( ゚Д゚)

ほどなく五丁と書いてありました。
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これなら楽勝だ~\(^o^)/

上から降りてくる人もすれ違いざまに、「おきばりやす~」と声を掛けてくれます。

ところが、
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なんだい、十一丁があったんかい(>_<)! その後、二十丁まであると判明。

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オーストラリアから来た若者。

これ以上登ると、「イヌを預けたペットショップに行く時間に間に合わない!」
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とのことで、あえなくここで引き返すことになりました。

ということで、上醍醐リベンジは失敗でした。
奈良の吉野を連想していたのが間違いでした。お粗末(>_<)(*_*)( ゚Д゚)

4月5日(2):三十三間堂&東寺 [お寺&神社]

昨日の続きです。
国立京都博物館の対面に、1164年に平清盛が作らせた「三十三間堂」があります。

もう何度も訪れていますが、また来てみました。
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ここも日本人観光客に混ざって外国の方が多いです。

京都駅の傍に限って外国人観光客を案内するとしたら、三十三間堂と東寺ははずせません。巨大な教会などを見慣れている外国人にとっても、ここの大きさとユニークさは群を抜いていることでしょう。

堂内は撮影禁止なので、ガイドブックからの写真になりますが、
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こんなに繊細な仏像が1001体も並んでいる空間は、外国にもなかなかありません。

日本にも素朴な仏像はありますが、インド、タイ、インドネシアなどに比べ日本の仏像の多くは持物や装飾品がより繊細・複雑なのではないか?という印象です。

もう三十年近く前ですが韓国でみた仏像にもさほどの繊細さはなかったように思いますが、今年はぜひ中国にも行ってみたいです。

今回、仏像の勉強を少しするようになって再来し感じたのは、堂内の説明が日本語よりも英語のほうがはるかに本質的で情報量が多いということです。

例えば真ん中の「国宝金毘羅王像」( ↓ ) 。
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日本語の解説は、「ワニを神格化した水神で海上安全や大漁をもたらすという」です。

英語では、
The original Sanscrit name of this deity is "Kumbhira", one of the Twelve Divines of Yakushinyorai. Originally it was a crocodile in the Ganges River, which was deified in the form of the water god in the Indian folk belief.
とあります。

金毘羅って、ガンジス河のクロコダイルだったのか~

英語の説明ではすべてが「この仏像はサンスクリット語では何に相当するのか」を記載しているところに、日本語の説明だけでは気付かない、仏教がインドに端を発し日本に伝来してきたことを感じさせられました。

夜はやっぱり東寺の夜桜に、今年もやってきました。
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左は今が見頃の、シダレザクラの「不二桜」。

東寺の講堂。
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立体曼荼羅とも称される中の仏像群が、これもユニークです。