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1月23日:繰り返される検体検査管理加算Ⅳ不正請求 [病院]

検体検査管理加算Ⅳを悪用した不正請求が報道されました。
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病院に「検体検査管理加算Ⅳの基準を充たす常勤医がいない」にもかかわらず「いる」と装い、それがバレることを恐れ病院幹部が勤務日数を水増ししていました。

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このような不正請求は、いとも簡単に行われてしまいます。

しかも驚くべき事に、病院幹部が不正をシッカリ自覚しており、修正するどころかバレないように隠そうとして続けていました。

伊勢原協同病院の場合も、「臨床検査の適正化委員会(←笑)」で問題にしましたが、同委員会委員長および院長は適正化せず、患者さんや保険機構に不正請求を続け、後日返還を求められました。

医学部を卒業した人間が、こうした不正を進んで擁護し、利潤追求のために無垢な患者さんからお金を取り、指摘されてもなお継続していたことになります。

それだけではなく病院の各部門、事務系は言うまでもなく、臨床検査や病理診断を担当する医師すらも不正を知っていながらそれを擁護していました。

刑事告発は検察が不起訴の判断をしましたが、このような不正は起訴して司法のもとで厳正な裁判を行い、不正のメカニズムを究明することが後世のためにも必要でしょう。

「不正はなぜ起こり、なぜ続いたのか?」を分析し、現状のなまぬるい風習は改善しないといけません。

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ただ返還するだけでは不十分で、捜査し起訴し裁判をするべきと思います。
社会によっては、有罪になれば責任者は懲役となります。