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9月22日:浦賀・観音崎、幕末の道と古代の道 [お寺&神社]

今月のウォーキングは浦賀・観音崎です。
まずは京浜急行の浦賀駅から出発です。

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浦賀は何と言っても、ペリー来航(1853)の場所として知られています。
4隻の黒船のうち、蒸気船は2隻でした。

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明治30年設立のレンガ造りの浦賀ドックです。
巡洋艦、駆逐艦、青函連絡船などを修理しました。

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浦賀の鎮守の西叶神社です。

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ここの拝殿は二重垂木になっており、素晴らしい彫刻があります。

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浦賀の渡しで、東浦賀に渡ります。

ペリー来航の250年前、浦賀で活躍したのがウィリアム・アダムス(三浦按針)です。

三浦按針はイギリス人ですが、オランダ船で浦賀に入港しました。
徳川家康に重用され、三浦郡逸見村の領主に任ぜられました。
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東林寺付近に按針屋敷があったとされています。1616年のキリスト教禁止令まで、オランダ、ポルトガル、スペインなど多数の外国人が日本を訪れていました。

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ここから観音崎まで歩きます。
途中の多々良海岸は、海水浴客でにぎわっていました。

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観音崎灯台周辺は神奈川県立観音崎公園となっていて、自然観察には最適です。

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海岸性植物のフウトウカズラと、シダはアスカイノデです。

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ヤブミョウガ。

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チヂミザサ。この季節よく見られます。
ひっつき虫で、ズボンにネバネバくっつき困ります。

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クサギの花と実を見ることができました。

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先日のシダの観察で出たタチシノブかと思ったら、仲間のホラシノブだそうです。

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上がイタチタケ、下がナヨタケ。

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オニタケ。食べられるそうです。( 注:【追記】)

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外観が脳のようなノウタケです。若くて断面が白いものは食用です。

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アイバシロハツがたくさん出ています。


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        9月20日の記事でご紹介した不明菌ですが、城川先生に伺うと
        ボタンイボタケではないか?とのことです。そういえば、
        ボタンの花に似ています。


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マテバシイの実がたくさん落ちていました。秋の森の恵みです。

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走水神社へやってきました。

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日本武尊の東方遠征の時に、身を投げて荒れた海を鎮めた弟橘姫が祀られています。

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向こうには千葉の君津が見えます。
ここからの海路は、昔の東海道の一部でした。


【追記】

日本の毒キノコ71.jpg
「日本の毒きのこ」という本には、オニタケは胃腸系の中毒を起こすとあります。

この本にはクリタケ、ナラタケ、エノキタケなど一般に食菌として認められているキノコも載っています。人によっては中毒を起こすからです。

城川先生の研究グループには、毒キノコを食べて味を確認している研究者もいるらしいです(*_*)。なんでも毒を抜いて食べるとか。スゴイですね( ゚Д゚)
                             (2015年9月24日 記)