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9月20日:自然を訪ねてーシダの観察ー [植物]

いつの間にか9月も20日が過ぎてしまった、シルバーウィーク2日目。
今日も素晴らしいお天気です。

県立四季の森公園で開催された、全国森林インストラクター神奈川会の皆さんによる
観察会「自然を訪ねてーシダの観察ー」に参加しました。
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昨年もシダの勉強会はありまして、私は今回2回目です。
林床検査科として、連日研鑽中の日々を送っています。
(2014年9月21日「シダを知ろう」参照)

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この公園に多いイヌワラビです。
裏のソーラス(胞子嚢群)が「ハ」の字型をしています。

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イノモトソウです。オオバイノモトソウは葉に翼がないそうです。

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これは馴れた人でもなかなか見つけられないシダの前葉体だそうです。シダは胞子からこの前葉体になり、その後発芽して普通のシダの形(胞子体)になるとのことです。

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ゲジゲジシダは、一度みたらすぐ覚えられる葉の形をしています。

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イヌシダです。下の小さいのが栄養葉、大きいのが胞子葉。
ソーラスは葉の縁に付き、コップ型と表現するそうです。

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ご存じトクサです。節の黒いところは葉が退化した部分。

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茎にイノシシの手(足?)みたいな毛を持つイノデ。ソーラスは縁に偏在。

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高野山でみつかったというコウヤワラビ。食べられるそうです。

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ヤブソテツはソーラスがランダムにあって、かえってbeautiful !
でも、ちょっと規則性ありそうですね。

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シダの葉を食べるマダラツマギリヨトウの幼虫です。下の方にいるのは若い幼虫。
大きくなるとシダの葉に合わせてヨコシマが入る「擬態」の一種だそうです。
ちなみに、伊勢原協同病院長のは「偽装」です。

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講師の話に一生懸命耳を傾ける林床研修中のみなさん。
こういうところはキノコも多いんだよな~

というわけで、シダの研修が終わったあとはキノコを探します。
とその前に、秋の花も春と同様なかなかいいですね。

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ヒガンバナ。

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ツリフネソウとキツリフネソウ。

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シラヤマギク。

キノコはそれはそれはもうキャッホー\(^o^)/しかない状態でして・・・
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フクロツルタケか?

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ベニタケの仲間

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不明菌。

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テングタケ。

この斜面・・・
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2年前の9月にシロオニタケを発見した斜面です。

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いた!

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なんという美しい雄姿! シロオニタケです。
柄の根元の部分がふくらんでいるので、タマシロオニタケかもしれません。