8月6日:北八つの森でコケ三昧 [植物]
昨日で演題発表は終了し、今日は皆さん待望のコケの観察会です。
今日も良いお天気のようです。
日の出前からもう鳥たちは鳴き始め、日が昇ると止んでしまいました。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
朝食後、白駒池めざして北八つのコケの森を歩きます。
亜高山針葉樹林帯でみなさん林床の観察です。
コメツガ、シラビソ、オオシラビソ、トウヒ系の林床は次の3種類あるそうです。
1)コケ型 2)ササ型 3)草木型
ここは1)と2)の混合地帯です。
コメツガの葉はコメというように小型で、まっすぐ伸びるトウヒに比べると幹はやや曲がります。オオシラビソは東北地方ではアオモリトドマツとも呼ばれ、蔵王で樹氷ができる木です。葉をもむと柑橘系の爽やかな香りがします。シラビソの樹皮は白っぽくてツルっとしています。
皆さん熱心にコケの講義を聞いています。
ダチョウゴケ。
キヒシャクゴケ。
ムツデチョウチンゴケ。
白駒の奥庭という溶岩の多い場所にやってきました。
ここは土が少ないため、高い木は育ちません。
よく岩に付いているのがクロゴケです。
白駒池に到着。解散場所の駐車場までは歩いてすぐです。
はるばるスペインからお越しのコケガールさん。
日本でコケの研究をしているそうです。好きな食べ物、タコ。
(ちなみにSTAP細胞を発表したあの研究機関です)
キノコのfairy ring を教えてあげたらビックリしていました。
キノコが丸い菌輪を形成しているのがおわかりですか?
夜通しダンスをしていた森の妖精が、夜明けとともにキノコに変身したものです。
昨日演題を発表し「がんばったで賞」を受賞した天然コケガールのお二人。
関西の大学で森林生態学をご専攻中だそうです。
コケガールさん:地衣類にも行かれるそうですけど、普段は何をやってはるんですか?
S医師 :私は医師なんです。
コケガールさん:へぇ~、岩石やってはるんですか~
S医師 :( ゚Д゚)(*_*)(>_<)( ゚Д゚)(*_*)(>_<)
コケの学会は本日で終了。皆さん三々五々と解散です。
来年の会場は・・・、なんと屋久島です
私は引き続き「地衣類研究会」に参加するべく、麦草ヒュッテに移動します。
ここで二日間、地衣類三昧の時間をすごす予定。
ちいるい?って聞きなれない言葉ですが、下の写真は4Nで行ったキノコ狩り(野尻湖)の際に、看護師さんに地衣類のレクチャーをしているところです(2007.10)。
指さしているのはウメノキゴケというよくある地衣類です。
桜の木にはえていても、松の木にはえていてもウメノキゴケなんですよ~
地衣類の多くは〇〇ゴケという名前がついていますが、コケではありません。
菌類と藻類の共生体です。コケは植物ですが、地衣類は植物ではないのです。
両者が混同される一例をご紹介します。
2013年8月に北八つでコケの勉強会があり、家内と参加しました。
ご指導いただいたのは、東大教授で国立科学博物館所属の樋口先生です。
昨年の日本蘚苔類学会では、十和田湖でカヌーをご一緒させていただきました。
(2014年8月27日「十和田湖でカヌー」参照)
そこにNHKの取材が入ったんですが、ディレクターの関心は「コケガール」!
BS1の「にっぽん百名山」の「蓼科山」で放映されたのですが、「あたりはコケの繁殖が盛んです」とのナレーションの部分の画像が、なんとコケではありません!(>_<)
何だよ~ これ地衣類じゃん! コケちゃうで~(*_*)
これがその時の撮影風景。
オレンジの女性が、コケには全く興味ナシ!のコケたディレクターです。
NHK~、まじめにやれや~
私達夫婦も、コケガールを引き立てるその他大勢の役で映ってあげました。
まあ、私なんぞはカスみたいなものですが(黄色矢印)。
昨年の奥入瀬の地元取材チームの関心も「コケガールはなぜコケに萌えるのか?」でしたが、やはりコケではなくコケガールが興味の的ですね。
コケは女性ファンが多く、このようなブームもコケの勉強会などを開く学会の先生方や
北八つの山小屋のみなさんの活動があってのことです\(^o^)/
地衣類研究会では「さすがに地衣類ガールはいないでしょうね?」と言ったら、
「ちいママ、来てくれるかも・・」とおっしゃられたのはオヤジギャグを飛ばしまくっている某東大教授の先生です(^_^)
というわけで、地衣類は認知度は低いですがときどき美しい姿も見せてくれます。
今回は、初学者でも20種類はわかるようにご指導くださるそうです。
今日も良いお天気のようです。
日の出前からもう鳥たちは鳴き始め、日が昇ると止んでしまいました。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
朝食後、白駒池めざして北八つのコケの森を歩きます。
亜高山針葉樹林帯でみなさん林床の観察です。
コメツガ、シラビソ、オオシラビソ、トウヒ系の林床は次の3種類あるそうです。
1)コケ型 2)ササ型 3)草木型
ここは1)と2)の混合地帯です。
コメツガの葉はコメというように小型で、まっすぐ伸びるトウヒに比べると幹はやや曲がります。オオシラビソは東北地方ではアオモリトドマツとも呼ばれ、蔵王で樹氷ができる木です。葉をもむと柑橘系の爽やかな香りがします。シラビソの樹皮は白っぽくてツルっとしています。
皆さん熱心にコケの講義を聞いています。
ダチョウゴケ。
キヒシャクゴケ。
ムツデチョウチンゴケ。
白駒の奥庭という溶岩の多い場所にやってきました。
ここは土が少ないため、高い木は育ちません。
よく岩に付いているのがクロゴケです。
白駒池に到着。解散場所の駐車場までは歩いてすぐです。
はるばるスペインからお越しのコケガールさん。
日本でコケの研究をしているそうです。好きな食べ物、タコ。
(ちなみにSTAP細胞を発表したあの研究機関です)
キノコのfairy ring を教えてあげたらビックリしていました。
キノコが丸い菌輪を形成しているのがおわかりですか?
夜通しダンスをしていた森の妖精が、夜明けとともにキノコに変身したものです。
昨日演題を発表し「がんばったで賞」を受賞した天然コケガールのお二人。
関西の大学で森林生態学をご専攻中だそうです。
コケガールさん:地衣類にも行かれるそうですけど、普段は何をやってはるんですか?
S医師 :私は医師なんです。
コケガールさん:へぇ~、岩石やってはるんですか~
S医師 :( ゚Д゚)(*_*)(>_<)( ゚Д゚)(*_*)(>_<)
コケの学会は本日で終了。皆さん三々五々と解散です。
来年の会場は・・・、なんと屋久島です
私は引き続き「地衣類研究会」に参加するべく、麦草ヒュッテに移動します。
ここで二日間、地衣類三昧の時間をすごす予定。
ちいるい?って聞きなれない言葉ですが、下の写真は4Nで行ったキノコ狩り(野尻湖)の際に、看護師さんに地衣類のレクチャーをしているところです(2007.10)。
指さしているのはウメノキゴケというよくある地衣類です。
桜の木にはえていても、松の木にはえていてもウメノキゴケなんですよ~
地衣類の多くは〇〇ゴケという名前がついていますが、コケではありません。
菌類と藻類の共生体です。コケは植物ですが、地衣類は植物ではないのです。
両者が混同される一例をご紹介します。
2013年8月に北八つでコケの勉強会があり、家内と参加しました。
ご指導いただいたのは、東大教授で国立科学博物館所属の樋口先生です。
昨年の日本蘚苔類学会では、十和田湖でカヌーをご一緒させていただきました。
(2014年8月27日「十和田湖でカヌー」参照)
そこにNHKの取材が入ったんですが、ディレクターの関心は「コケガール」!
BS1の「にっぽん百名山」の「蓼科山」で放映されたのですが、「あたりはコケの繁殖が盛んです」とのナレーションの部分の画像が、なんとコケではありません!(>_<)
何だよ~ これ地衣類じゃん! コケちゃうで~(*_*)
これがその時の撮影風景。
オレンジの女性が、コケには全く興味ナシ!のコケたディレクターです。
NHK~、まじめにやれや~
私達夫婦も、コケガールを引き立てるその他大勢の役で映ってあげました。
まあ、私なんぞはカスみたいなものですが(黄色矢印)。
昨年の奥入瀬の地元取材チームの関心も「コケガールはなぜコケに萌えるのか?」でしたが、やはりコケではなくコケガールが興味の的ですね。
コケは女性ファンが多く、このようなブームもコケの勉強会などを開く学会の先生方や
北八つの山小屋のみなさんの活動があってのことです\(^o^)/
地衣類研究会では「さすがに地衣類ガールはいないでしょうね?」と言ったら、
「ちいママ、来てくれるかも・・」とおっしゃられたのはオヤジギャグを飛ばしまくっている某東大教授の先生です(^_^)
というわけで、地衣類は認知度は低いですがときどき美しい姿も見せてくれます。
今回は、初学者でも20種類はわかるようにご指導くださるそうです。
2015-08-07 23:27