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12月14日:里山の冬支度 [植物]

今日も寒いですね。
東京では例年より20日も早い初雪を記録したそうです。

NPO四季の森里山研究会による自然観察会に行ってきました。
テーマは「里山の冬支度」です。
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木々はもう来年にむけての冬芽をつけています。
冬芽には、次の3種類があるそうです。
141214コブシの冬芽.jpg
(1)鱗芽:春に芽吹く部分が芽鱗で被われている。
      写真はコブシ。毛皮のようなもので被われている。

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(2)裸芽:若葉の元になる部が芽鱗に被われず、毛などがはえているもの。
      写真はニワトコ。

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(3)隠芽:冬芽が葉痕や樹皮の中に隠れているもの。
      写真はネムノキ。

冬芽ハンドブック262.jpg
3月30日の記事でご紹介した「冬芽ハンドブック」にはひたすら冬芽が載っています。

141214カマキリの卵のう.jpg
カマキリのように卵嚢で冬越しするものもあれば、

141214ヨコヅナサシガメの冬越し.jpg
ヨコヅナサシガメのように成虫のまま集団で冬越しするものもいます。

141214たんぽぽのロゼット.jpg
タンポポのロゼットです。他にオオバコのロゼットも見られました。
こうやって使用エネルギーを抑えて冬を越しています。
ロゼットだけの図鑑も市販されています。

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キノコも冬は硬質菌が多く、これはヌルデタケの仲間でしょうか?

141214ヒメシワタケの仲間.jpg
ヒメシワタケに似ていますが、わかりません。

141214コウヤクタケの仲間.jpg
コウヤクタケの仲間です。

冬の森もその眼でみれば、見る楽しみがあります。
来週は、野尻湖の森に出かけてみたいと思います。
かなり雪が降っているようです。