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3月24日:キプロスにやってきました [旅行]

キプロスにやってきました。

キプロスは地中海の東に浮かぶ四国よりも小さい島ですが、トルコ系の北キプロスとギリシャ系の南キプロスに分かれ、南はEUに加盟しています。

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キプロスは場所的にはヨーロッパというより中東に近いですが、南キプロスはギリシャの強力なプッシュでEUに加盟できたそうです。

しかし他国と地続きではないのでシェンゲン協定には参加しておらず、EUの他国から入国するときも入国審査が必要とのことです。

今回は町田の仏像研究グループの方とご一緒させていただき、「南北キプロス・ビザンティン聖堂を巡る旅」に参加しています。

ツアー旅行なので添乗員さんが付く総勢9名の旅ですが、旅行のプロにいろいろなことを教わりながら個人旅行のテクも磨きたいと思っています。

添乗員さんのおすすめで、以下の2冊の参考文献も読んでみました。
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ドバイで飛行機を乗り継ぎ、キプロスに向かいます。
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あ~めのくうこう〜♪ エミレーツ航空の飛行機が並んでいます。
ドバイが雨のことは、何度も来ている添乗員さんも初めてだそうです。

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サウジアラビア上空の景色は、ほとんど砂漠ばかりが続きます。

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地中海に出ました。

飛行機はキプロスのラルナカ国際空港に着きます。
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表記もギリシア文字です。

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イギリスが支配していたため、英語もよく通じるようです。

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空港から首都の二コシアまで車で45分くらいです。

昼食をいただいたfish tavernのKavouri(カニという意味)。
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カニは出ませんでしたが、採れたてのエビ、イカ、野菜サラダなどウマし(^_^)
店のおじさんはギリシア語で話していました。

恒例のミネラルウォーターチェック。
170324ミネラルウオーター1.jpg170324ミネラルウオーター2.jpg
カルシウム(mg/L)x 2.5 + マグネシウム x 4 =252で、中硬水でした。
この水はエビアンのマグネシウム26を上回っており、少し硬水味を感じる気がします。

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キプロスコーヒーというのは、トルコのように豆の粉が底に残ります。

ギリシア語で「おいしい」は「オレオ」というそうです。
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もう販売終了になったあのビスケットの語源説があるそうですね(wikipediaより)。

さっそく市内のヨハネ聖堂を見学。14世紀に建立されたものです。
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聖書の物語のフレスコ画やイコンがすばらしいです。
ただし写真撮影禁止なので内部の写真はありません。

ビザンティン博物館。こちらはイコンの展示が多数あります。
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内部は撮影禁止ですが、勉学のために公表しない約束で若干の撮影が許可されました。

ヴェネツィア共和国が支配した時代に造られた城壁。
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向こう側が旧市街になります。

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ローマ時代の水道橋の跡。

ついで考古学博物館にやってきました。
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手前の赤紫の花が咲いている樹は「ユダの樹」で、ユダが首を吊った樹だそうです。

キプロスは、さまざまな勢力により支配されてきました。
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イギリスから独立しましたが、現在も南北に分裂しています。

この博物館は古いものを展示していますが、撮影は自由でした。

キプロスも外国の発掘隊にかなり重要なものを持って行かれたそうで、スウェーデンやアメリカに良い展示があるそうです。昨年トリノで見たエジプト博物館を連想します。

これはPrehistoric時代の「豊穣」を表すものだそうです。
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日本の「◯◯の塔」に似てませんか? 確か大阪の方にあったと思いますが。

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始皇帝の兵馬俑のようなもの。

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ギリシア時代の壺。

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ローマ時代の青銅の像。

キプロスは今、花のベストシーズンだそうで、いろいろな花に出会えるのも楽しみです。